2009年8月29日土曜日

統合失調症の有病率

統合失調症は、決して特別な病気ではありません。
その証拠のひとつと言えるのが、「有病率」と呼ばれるものです。
有病率とは、ある特定の場所における疾病者の割合を指す言葉です。
これと同様に、一定期間に初めて発病した患者の割合を指す「罹患率」というのもあります。

では、統合失調症の有病率はどの程度なのでしょうか。
区域で特別な偏りがあるわけでもなく、大体0.5†2%となっているようです。
2%というのはどういう数字なのかというと、とある町で検診を受けた人が1万人いたとしたら、その内の200人が該当するという割合です。

これは「検診実施時の統合失調症有病率」という表し方をします。
つまり、本当にその町全員を調べて出した数字ではないという事ですね。
ただ、町の全員が検診を行う事はないので、本当の意味での正しい数字は出しようがなく、実質的にその数字がこの町の有病率となります。
サンプル数的に見て、統計学的には問題がない数字なので、信憑性は高いと言えます。

つまり、これを日本にあてはめてみると、人口1億3000万人中、大体100万†200万人くらい入るだろうと推測される病気である事がわかります。
この数字を見れば、統合失調症が特段珍しい病気ではないという事がわかるかと思います。
実際、こういった病気は現代病と言われがちですが、遥か昔から存在していました。
そして、それが病気であると認識されたのは、つい最近の事です。
全ての患者が病院に行っているわけでもないため、潜在的にはかなりの数に上るのではないかという事も予想されます。

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